セライトは1868年に初めて記述され、イタリアの鉱山技師で鉱物学者のキンティーノ・セラ(1827–1884)にちなんで命名されました。タイプ地点はフランスのゲブローラ氷河(Glacier de Gébroulaz [fr])で、ビチューメンを含むドロマイト・アンハイドライトの礫石の中にあります。他にもブライハローデの蒸発岩堆積物、ベスビオ火山の火山噴出物や噴気孔、セーハ・ダス・エグアス(Serra das Éguas [pt])の変成マグネサイト堆積物、そしてギェルディンゲン(Gjerdingen [no])のソーダ性アルカリ花崗岩の中でも報告されています。