多孔質で軽いので喫煙具などに使用される。軟らかくて軽く、白 - 灰色の不透明な塊で産出される。ミーアシャムの名称はドイツ語の「海の泡」に由来する。アフリカ大陸やアメリカ大陸でも産出するが、トルコのエスキシェヒル地方から良質の海泡石が採掘される。 宝石言葉は『調和のとれた心』1月30日と12月10日の誕生石でもある。 メシャムパイプは、艶出しも兼ねた保護用として、コルクで火口とステムをふさいで、蜜蝋(ミツバチの蝋)が溶けた鍋の中に放り込んで煮ることにより、蜜蝋が外側だけに塗られているので、海泡石の微細な多孔が蜜蝋で塞がれ、メシャムパイプの手で直接触れる部分は吸着性能が落とされている。 海泡石は吸着性に優れ、比表面積が 200 - 300 m/g ほどではあるものの、アンモニア臭などは、1000 m/g を越える活性炭よりも良く吸着し、またアルデヒド基をもつホルムアルデヒドのような化学物質の吸着も良好で、油性と水性の液体をどちらも吸収できる。