オパール

オパールは明るいエネルギーを持ち、幸せを呼び込む石と言われます。また、創造力が高まり審美眼も鋭くなるため、芸術分野で活動する人が持つと成功につながるそうです。第六感も研ぎ澄まされ、危険を回避できるようになるとも言います。

オパールは彫刻品などのオブジェの作成材料としてインテリア用に使用されることがあります。他にもブレスレット、ペンダント、ブローチ、指輪などのジュエリーに使用されています。

光との干渉を引き起こすオパールの球の格子は、結晶性シリカの基本構造の数百倍です。準鉱物として、オパールの構造を表す単位格子はありません。それにもかかわらず、オパールは、結晶秩序の兆候を示さないもの（アモルファスオパール）と、一般に隠微晶質または微結晶オパールと呼ばれる結晶秩序の始まりの兆候を示すものに大別できます。脱水実験と赤外分光法は、オパールのSiO2・nH2Oの式のH2Oのほとんどが分子水のクラスターのよく知られた形で存在することを示しました。孤立した水分子、およびシラノール、SiOHなどの構造は、一般に全体に占める割合が少なく、表面近くまたはオパール内部の欠陥に存在する可能性があります。無水シリカの低圧多形の構造は、SiO4の完全に角結合した四面体のフレームワークで構成されています。シリカクリストバライトとトリジマイトの高温多形は、アモルファス無水シリカから最初に結晶化することが多く、微結晶オパールの局所構造も、石英よりもクリストバライトとトリジマイトの局所構造に近いように見えます。トリジマイトとクリストバライトの構造は密接に関連しており、六角形と立方体の最密層として説明できます。したがって、層が規則的に積み重ねられていない中間構造を持つことが可能です。